ソフトB・リチャード 2打席連続適時二塁打!師匠・山川との“濃密時間”で開眼

[ 2024年2月23日 05:25 ]

練習試合   ソフトバンク6―5DeNA ( 2024年2月22日    生目第二 )

<練習試合 ソ2軍・D2軍>4回 無死三塁 嶺井の内野ゴロで生還し、ナインとタッチするリチャード(中央)(撮影・成瀬 徹) 
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 師匠との練習効果もしっかりと実感している。B組でキャンプを過ごしているソフトバンクのリチャード内野手(24)が22日、DeNAとの練習試合で2打席連続の適時二塁打と気を吐いた。

 4回無死一塁から左翼線へ。さらに5回2死二塁のチャンスでも左越えの適時二塁打を放った。3番・広瀬、4番・正木、5番・リチャードと右打者が3人並んだクリーンアップで存在感を発揮した。ネット裏から見守った小久保監督も「直球をしっかりとはじき返しとったしね。まずまず」とうなずいた。

 同郷の先輩でかねて打撃を教わってきた山川がチームに加入。今キャンプは居残り練習や休日返上の時間をともにして、一流スラッガーの“思考”を聞いている。「凄く、(考えが)シンプルになりつつあると思います」と心境を口にする。

 ウエスタン・リーグで4年連続本塁打王に輝くポテンシャルを持ちながら、1軍では思うような結果が残せていなかった。焦りや悩みも生まれ、自分との勝負になっていた面もあったという。それが師匠からの言葉を受けて、やるべき取り組みがはっきりとした。

 「選手のタイプによって求められるものは違う。“リチャードという選手は何ができるかを突き詰めれば、あれこれ考えずに自分のスイングを3回して帰ってこい”と。(結果が)本塁打でも三振でも、サードゴロでも毎回、同じことを続ける、という感じです」

 誰しもが大きな期待をするロマンあふれる大砲だ。最高のお手本から学び、飛躍のシーズンとなるか。 (木下 大一)

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