広島・ハッチ 実力の片りん見せたシート初登板 最速152キロ、チェンジアップでも度肝抜く

[ 2024年2月17日 05:00 ]

シート打撃で登板する広島・ハッチ(撮影・平嶋 理子)
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 広島の新外国人右腕ハッチ(パイレーツ)が、シート打撃に初登板して好投した。無死一塁の設定で打者7人と対戦。石原に三遊間を抜かれる左前打、堂林に一、二塁間を破られる右前打を許したものの、いずれも会心の当たりとは言えないゴロで、力強かった。

 「もっと日本の打者を見て、どの球種がストライクを取るのに効果的で、どう打ち取っていくかは今後、考えたい」

 球速はこの日登板した6投手の中で最速の152キロを計測した。圧巻だったのが田中を直球2球で追い込んでから、チェンジアップでワンバウンドを振らせての3球三振。「どの球種にも自信があるが空振りを取るために一番自信のある球だ」と胸を張った。

 新井監督も「対戦した打者に聞いたら“真っすぐとカットボールの区別がつきづらい、ベース板の上も力強い”と言っていた。チェンジアップはスプリットみたいな感じ」と高く評価。起用法については「今のところは先発として考えている。勤勉だし日本で成功する要素を持っている」と期待を寄せた。

 <ライバル球団のハッチ評>
 ▼阪神・御子柴進スコアラー まとまっている。先発ローテーションに間違いなく入ってくるでしょう。真っすぐが速くて、緩急を付けられる変化球があればもっとやっかいでしょう。チェンジアップは外国人特有の抜くというより落ちるみたいな感じですね。

 ▼中日・金子丈スコアラー ストライク先行でゾーン内でまとまりがあった。いいチェンジアップがあって、自信があるのでしょう。十分、先発に入ってくると思います。

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