松井裕樹 初ライブBPでマチャド、タティスら計682発の主力相手に投げ「むっちゃ気分が上がりました」

[ 2024年2月17日 08:32 ]

上々のライブBP初登板後.ファンにサインする松井
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 パドレスの松井裕樹投手(28)が16日(日本時間17日)、米アリゾナ州ピオリアでメジャーキャンプ初のライブBPに初登板し、打者7人に対し25球を投げストライクは15球。通算313発のマチャドを筆頭にタティス、ボガーツ、クロネンワース、キム・ハソンと5人合わせて682発の主力相手に1安打、1四球、2三振と上々の初投げを見せた。

 期待の新人左腕がチームの顔ともいうべき主力5人に投げるとあり、A・JプレラーGMもネット裏に駆けつける中、松井が堂々の投球を見せた。新たな環境での打者相手の初投球にもすべてのボールがストライクゾーン近辺に集まり、ストライク率は60%となった。

 まずはボガーツを直球で右飛。クロネンワースには直球を右前打されたが、タティスはカーブで右飛、キムにはカウント1ボール2ストライクから直球を決め見逃し三振。マチャドには四球も2度目の対戦となったボガーツは2ストライクからスプリットで空振り三振に仕留めた。

 主力相手に臆することなく堂々の投球を見せ「すごかったですね。むっちゃ気分が上がりました。昨日メンバーが夜まわってきて見たんですけど、それからずっと楽しみ過ぎてソワソワしてて夜、実際に一流の選手が打席に立った中で無事に投げられたので、ファーストステップとしてはいいかなと思います」と飛び切りの笑顔で話した。

 ライブBPでの収穫について「ある程度、スプリットだったり変化球はカウントを取れるところもあったので、変化球のストライク率というのはかなり大事になってくると思うので、ブルペンでも意識してストライクゾーンに集めてやっていきたいなと思っています」と語った。

 5人合わせて682発と主力相手の登板となり、当ててはいけない怖さにも「今日はインコースを投げないのは決めていたので(笑)、はい。当てることはないかなと思っていたんで」と冷静。「テレビで見てたんで。メジャーリーグ中継は日本でもついてますし、その中でもスーパースターと言われる方々だったので胸を借りて投げさせてもらいました」と汗を拭った。

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