糸井嘉男氏 「正直ここまで巨人のこと嫌いなのかと…」 阪神時代に驚いた“ニンジン作戦”とは

[ 2024年2月3日 17:37 ]

糸井嘉男氏
Photo By スポニチ

 阪神SAの糸井嘉男氏(42)が3日放送のテレビ「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)にゲスト出演。現役当時、チームの巨人への強烈なライバル心を実感した瞬間を明かした。

 この日は「阪神伝説のOB大集合!」として、川藤幸三氏らが集結。昨年の38年ぶり日本一に至るまでの暗黒時代などを語った。

 94年に入団し、暗黒時代の中でエースを務めた藪恵一氏は「試合前日も投げ込み100球。ルーキーから3年くらい実績ないとコーチの言いなりになってしまう。中6日の間に3日間はブルペン入らされて、1回必ず100球以上。試合前に疲れちゃって。僕がコーチになった時、そういうことはやめようと。私のおかげです」と胸を張って笑いを誘った。さらに「野村監督時代、1シーズンで10試合以上巨人戦で先発。ローテーションを崩してあえての巨人戦。勝てなかったですよねえ…」と常に巨人戦で投げる大変さを吐露した。

 また、狩野恵輔氏は「僕が入った時は『ベンチで歯を見せるな』と言われた。笑ったら、テレビとかいろんなマスコミで見られてめちゃくちゃ叩かれると。だから歯を見せずにしゃべってました。笑顔になったら次の日何言われるかわからないので」と厳しい目にさらされていた過去を回想。「今の阪神はめちゃくちゃ楽しそうでうらやましい。勝ってるからこそでしょうけど、あのくらいでやりたかった」。また、当時は「巨人戦だけは負けるなと。巨人戦以外だったら、負けちゃダメですけど正直負けてもいいよくらい。巨人戦には負けたらアカンと。これは伝統なので。入った時からずっと言われた」と語った。

 チームとして絶対に巨人だけには負けられないという空気に、糸井氏は「僕は他球団から阪神に入ったんですけど…正直ここまで巨人のこと嫌いかっていうくらい。ニンジン作戦でした。(巨人戦の)ボーナスが2倍、3倍でしたから」と驚いたと明かした。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月3日のニュース