巨人・堀田に「即席松坂塾」直球と変化球を投げる時の腕の振りの差を指摘しアドバイス

[ 2024年2月3日 05:30 ]

堀田(右)にアドバイスを送る松坂大輔氏と内海投手コーチ
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 スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(43)が、巨人の宮崎キャンプを訪問。ブレークが期待される5年目右腕・堀田賢慎投手に熱視線を送った。

 堀田はキャンプ初ブルペン。松坂氏は45球の投球を「投げっぷりの良さが出ていた。ボールの強さは打者から見ても威圧感を感じますね」と評し、投球後には内海投手コーチも交えて「即席松坂塾」を開講した。

 「ブルペンを見て感じたことを話させてもらいました」という松坂氏が指摘したのは、直球と変化球を投げる時の腕の振りの違い。「高いレベルで勝負する中で、直球と変化球で腕の振りが変わるのは駄目。その差をいかになくせるか」と強調した。

 そのプロセスには2種類ある。「直球の腕の振りに近づけるのか、変化球の腕の振りに合わせるのか」と松坂氏。腕の角度などによって、変化球の腕の振りの方が感覚的に合う投手もいるという。ただ、堀田の場合は威力ある直球あってこその変化球。松坂氏も「直球の腕の振りで変化球を投げた方が投げやすいと思う」などと助言した。

 また、左腕の内海コーチからは右投手としての意見を求められ「少しでもアドバイスになれば、と右投手の感覚を伝えた」という。

 堀田は今オフの台湾ウインターリーグで最速157キロをマーク。飛躍が期待される右腕は「(松坂氏には)変化球に対してどういうイメージ、意識で投げればいいのかということを教えていただきました」。腕の振りについては「真っすぐの腕の振りで変化球を投げるのか、変化球の腕の振りで真っすぐを投げるのか。僕は真っすぐの腕の振りから変化球を投げる方では、と話してもらった。自分もずっとそう思っていたし、意識して練習していきたい」と意気込んだ。(鈴木 勝巳)

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