藤浪晋太郎 メッツと契約合意と米報道 単年約5億円+出来高、千賀滉大と共闘へ

[ 2024年2月3日 02:17 ]

藤浪(AP)
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 オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎投手(29)が、メッツと契約に合意したとニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者がX(旧ツイッター)に投稿した。

 同記者は「Fujinami to Mets」と投稿し、条件については単年で335万ドル(約4億9580万円)でインセンティブとして85万ドル(約1億2580万円)が付くと記した。

 飛躍のメジャー2年目へ、戦いの舞台は決まった。藤浪の代理人のスコット・ボラス氏は昨年12月6日(日本時間7日)、テネシー州ナッシュビルで行なわれたメジャーリーグのウインターミーティングで複数チームの補強対象となっていることを明かしていた。

 「フジは2、3の契約提示を受け取っている。チームと交渉を進めているところだ。メジャーで大きな需要がある」

 オファーはすべてメジャー契約で、リリーフ投手としてのもの。「各チームは今、彼の性格と能力によりよく気付いている。適応力があり、速球を制球できる。だから関心は大きい」と好条件の契約締結に自信を見せていた。

 藤浪はメジャー1年目の昨季、アスレチックスで34試合に登板。開幕直後は先発で起用され、不安定な投球を続けたが、リリーフに転向するとともに投球内容は向上。5月12日(日本時間13日)のレンジャーズ戦でメジャー初勝利。7月中旬にオリオールズに移籍し、さらに安定感を増した。

 オ軍では30試合に登板し、防御率4.85。チームの9年ぶり地区優勝に貢献した。トータルでは7勝8敗2セーブ5ホールド、防御率7・18だった。

 79回を投げ、奪三振は83。9・46と高い奪三振率がメジャーでも高く評価された。帰国時のテレビ出演の際には「先発の契約は簡単に取れない。まずは中継ぎで契約してもらって良いものを見せていきたい」と決意を口にしていた。戦える手ごたえをつかんだ1年目。藤浪にとっては勝負と飛躍の2年目となる。

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