巨人・門脇 遊撃定着へ“新送球グリップ”投手のように親指を曲げる握りで「強いボールが行く」

[ 2024年2月3日 05:30 ]

送球の際に親指をやや曲げて握るように変更した門脇(撮影・西尾 大助)
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 握りは野手にとっても重要だ。巨人・門脇が、細部への改良に着手している。

 「普通の握り方よりも指がかかりやすくなるので、強いボールがいく。肩の負担を少なく速く投げられるように」。守備での送球時に、これまでの親指の腹ではなく、投手のように親指を曲げてボールを握る“新グリップ”に修正。この日のノックでも繰り返してスローイングを確認した。

 目的は省エネ。親指を立てることで人さし指、中指のボールにかかる圧が自然に強くなる。そのため、より少ない労力でボールに力が伝わるため、シーズンを通して疲労軽減につながる。1年目だった昨年、高い守備力を武器に126試合に出場。今オフ就任した阿部新監督からは、早々と遊撃のレギュラーに指名された。

 背番号も昨年の35から5に変更し「ケガなくやりたい。でもケガを恐れると何もできない。日頃からケガしない努力を人一倍やっていきたい」と飛躍を目指す2年目。「怖くなくなるぐらいまで練習しようかと」と新たな握りを、体に染みこませる。(青森 正宣)

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