日本生命が3大会ぶり8強進出 来秋ドラフト候補の山田健太と石伊雄太がそろって2打点

[ 2023年11月15日 14:28 ]

社会人野球日本選手権2回戦   日本生命5-3東京ガス ( 2023年11月15日    京セラD )

<日本生命・東京ガス>2回、2点本塁打を放った石伊(右)を迎える日本生命・山田(撮影・平嶋 理子)
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 日本生命が準優勝した19年以来、3大会ぶりの8強進出を果たした。昨年の2回戦で完封負けを喫し、今年のJABA長野大会でも敗れていた東京ガスに雪辱した。

 下位打線に座る新人コンビが機能した。2回無死二、三塁から6番・山田健太内野手が三塁手のグラブを強襲して左前へ運ぶ先制の2点適時打だ。

 「先輩方が(チャンス)メークしてくれた場面。前の試合はうまくつながらなかったので、今日こそはと思っていた」

 犠打で1死三塁となり、8番・石伊雄太捕手は内寄りの直球を捉えて左越えへ2ラン。

 「入ったという感覚はなかった。ベンチが盛り上がっていたので(本塁打とわかった)」

 立大出身の山田と近大工学部出身の石伊は、昨年のドラフトでプロ志望届を提出も指名がなかった。山田が「社会人は余裕だと思えるピッチャーがいないので、1打席1打席必死です。その中で楽しんで野球をやれていると思います」と話せば、石伊も「失投すると捉えられてしまう」と、捕手としてリードの難しさを実感する。社会人野球の名門で腕を磨き、来年の指名につなげるつもりだ。

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