【トライアウト】ロッテ・福田秀平が猛アピール あと一歩で本塁打、右肩問題なし「元気にやれた」

[ 2023年11月15日 15:37 ]

<NPBトライアウト>シート打撃で、空振り三振に倒れるロッテ・福田(撮影・久冨木 修)
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 戦力外となった選手らを対象としたプロ野球の12球団合同トライアウトが15日、鎌ケ谷スタジアムで行われ、ロッテを戦力外となった福田秀平外野手(34)がシート打撃の第4打席で本塁打性の二塁打を放った。

 第1打席は二飛、第2打席は空振り三振、第3打席は二ゴロに終わっていた福田。昼休憩を挟んだ後半最初の第4打席で、マウンドのヤクルト・鈴木裕が投じた直球をフルスイング。打球はグングン伸びて右翼フェンスに直撃。あと少しでスタンドに届く二塁打を放った。第5打席は遊飛、第6打席は四球だった。

 1日を終え「1本出てほっとしています。対戦したことない投手がほとんどなので、イメージしながら打席入った」と振り返った。

 ソフトバンクから移籍1年目の開幕直前だった20年6月に死球を受けて右肩甲骨を骨折。その後遺症などで22年10月に右肩の手術を受けて、懸命のリハビリに取り組んできた。「肩を怪我していたので、投げれない、振れないと思われているのではないかと。元気に投げれて、振れるというのを見せたいと思っていた。元気に野球をやることができました」と肩の状態は問題ないとアピールした。

 福田は06年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。19年オフに国内FA権を行使し、20年からロッテへ移籍した。だが、同年の右肩甲骨の亀裂骨折など故障に泣かされ、4年契約の最終年だった今季もわずか3試合の出場だった。

 シート打撃のルールは、投手1人が打者3人に対し、ボールカウントは1-1から投球する。同じ投手の登板時、アウトカウント・ランナーは加算。審判は2人制で行われる。

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