【トライアウト】巨人・田中豊樹　2度目舞台で3者凡退斬り「もう一度」の強い思い「まだまだ勝負できる」

巨人・田中豊
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　プロ野球の12球団合同トライアウトが15日、鎌ケ谷スタジアムで行われ、巨人を戦力外となった田中豊樹投手（29）が参加。全体31番目でマウンドに上がった。

　右肘クリーニング手術から復帰し2年ぶりに支配下登録された今季。戦力外通告を受け田中豊は自身2度目となるトライアウトの舞台に挑んだ。

　2019年にこの舞台で巨人入りの道を切り開いた右腕は、1人目に、本塁打を放っている中山翔を迎え力のある直球で遊飛に打ち取った。2人目の松井聖はスプリットで二ゴロ、3人目の速水もスプリットで三ゴロに打ち取り、ホッとした表情を見せながらマウンドを降りた。

　「理想は三振というのがあった」と振り返った田中豊。「もう一度」という意気込みで臨んだことを明かした。自身の直球についても「まだまだ勝負できると思います」と語った。

　今年のトライアウトには投手41人、野手18人が参加。過去1414人が参加し、77人が新たなチャンスを手にした。内訳は投手36人、内野手22人、捕手6人、外野手13人で“合格率”はわずか5％。スタンドには各球団のスカウト陣が集結し、日本ハム・稲葉GMも練習から熱視線を送った。

　シート打撃のルールは、投手1人が打者3人に対し、ボールカウントは1－1から投球する。同じ投手の登板時、アウトカウント・ランナーは加算。審判は2人制で行われる。