楽天・マー君「初回から試合をぶち壊して申し訳ない」　国内自己ワースト9失点

パ・リーグ   楽天7－9オリックス （ 2023年7月4日    東京D ）

＜楽・オ＞2回、厳しい表情でベンチに引き揚げる田中将（撮影・光山　貴大）
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　ただの黒星ではなかった。4年ぶりとなる東京ドームでの主催試合「楽天スーパーナイター」で先発した田中将は4回11安打、国内自己ワーストとなる9失点の背信投球で5敗目。序盤の大量失点でチームを勝利から遠ざけ「迷惑をかけてしまった。初回から試合をぶち壊して、ファンの方々にも申し訳ない気持ちしかない」と責任を受け止めた。

　初回無死満塁から押し出し四球で早々と先制され、続く頓宮に左中間へのグランドスラムを浴びた。初回の5失点は自身初で、押し出し四球は12年ぶり、満弾被弾はNPBでは13年ぶりだ。2回にセデーニョにバックスクリーンへのソロ、4回にも再び頓宮に2ランを食らうなど、歯止めが利かなかった。

　救援陣が無失点でつなぎ、打線も7得点と追い上げたが、石井監督は「球の力もなかったし真ん中に集まっていた」と嘆いた。三木谷浩史オーナーも観戦した中での敗戦。楽天グループの威信を示すべき試合で声援を力に変えられず、チームの借金は今季ワーストタイの13に逆戻りした。（重光　晋太郎）

　▼楽天・浅村（4回に13号満塁弾）応援してくれているのを感じたので、力をもらいました。