阪神・佐藤輝「1億円弾」リハだ! 今季公式戦ベルーナDで看板当てればホームラン賞

[ 2023年3月21日 05:15 ]

大山(左)と談笑する佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神・佐藤輝が21日の西武戦(ベルーナ)で「1億円弾」のリハーサルに臨む。ベルーナドームでは今季から右中間上方に設置された「立飛ホールディングス」の看板広告に公式戦で本塁打を直撃させると、所属球団を問わず「ホームラン賞」として1億円が贈呈される。そのために必要な推定飛距離は150メートル…。佐藤輝は「無理っしょ!」と笑う半面、「本番で打てればいいかな」とニヤリ。5月30日からの交流戦3連戦での実現に意欲をにじませた。

 「(1億円は)オープン戦は関係ないでしょ?気にせず、普通にいきたいと思います。(交流戦へ)しっかり確認して準備したい」

 高いハードルにも最初から白旗を揚げないのは、佐藤輝にとって好相性の球場だからだろう。ルーキーイヤーの21年5月28日西武戦では圧巻の1試合3本塁打を放った。58年長嶋茂雄(巨人)以来63年ぶりの「新人1試合3発」のミラクル。佐藤輝は「もう忘れました」とトボけるが、それも照れ隠し。さらに同年4月10日DeNA戦では横浜スタジアム場外へと飛び出す推定140メートルの超特大アーチも記録している。この2つの伝説が奇跡的に掛け合わされれば、「1億円弾」も決して夢物語ではない。

 「体を動かして、明日(21日)に向けていい準備ができたと思います」。この日は指名練習に参加して約2時間、汗を流した。現在オープン戦打率・244、1本塁打と本領からはほど遠い。開幕まで残る実戦は5試合。猛虎の“看板役者”が、所沢の地から最終仕上げに入る。(八木 勇磨)

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2023年3月21日のニュース