侍・栗山監督、苦しむ村上に言い続けた「最後、おまえで勝つんだ」 決勝も任せた「僕は信じてます」

[ 2023年3月21日 12:51 ]

WBC準決勝   日本6-5メキシコ ( 2023年3月20日    米・マイアミ )

<日本・メキシコ>サヨナラ打を放ち大喜びで栗山監督(左)と抱き合う村上(撮影・光山 貴大)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で準決勝・メキシコ戦を行い、劇的なサヨナラ勝利で決勝進出を決めた。09年大会以来、3大会ぶりの世界一に向け、ムードは最高潮だ。

 4―5で迎えた9回、ドラマが起きた。無死一、二塁のチャンスで打席には不振に苦しんでいた村上宗隆。自らを信じて強振すると、中越えへの劇的な逆転サヨナラ打となった。

 誰よりも村上を信じていたのが、栗山監督だ。「本人の中ではまだ、最後打ちましたけど、チームに迷惑かけている感じしかないんじゃないかな」と主砲の心理状態を分析。「あんなバッターではない。世界がビックリするようなバッター。それを僕はこのWBCで証明したいと思ってやってきたので。その彼を信じる気持ちは揺るぎないものがある」と続けた。

 米国との最終決戦。村上を信じて送り出す姿勢は変わらない。「『最後、おまえで勝つんだ』というのはずっと言ってきたので。僕は信じてます」。侍の指揮官は力強く言い切った。

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2023年3月21日のニュース