谷繁元信氏 WBC日本代表の先発ローテを大胆予想「初戦は大谷」 準々決勝では“夢リレー”を提案

[ 2023年1月30日 17:23 ]

2021年、試合前に記念撮影したエンゼルス・大谷(左)とパドレス・ダルビッシュ
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 元中日監督で野球評論家の谷繁元信氏(52)が29日、フジテレビ系スポーツ情報番組「S-PARK」(日曜後11・15)に出演。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の先発ローテーションについて予想した。

 谷繁氏は番組内でWBC日本代表の先発ローテーションを大胆予想。日本で開催される1次ラウンドについては「9日初戦(中国)は大谷、10日韓国戦はダルビッシュ、11日チェコ戦あたりに山本、最後の12日オーストラリア戦あたりに佐々木朗」とコメント。

 第1、2戦でスター選手2人を先発予想した真意を問われると「準決勝、決勝を見据えてます。目標としては当然そこなんですけど、東京で準々決勝もやりますから、さすがにここだけは突破しなくてはいけない最低条件があると思うので。やっぱり準々決勝が一番のポイントになるんじゃないかなと。そこからの逆算になると思う」と準々決勝突破が“最低限の目標”と強調。

 続けて「16日の準々決勝を考えると、最初に中国、韓国のところで大谷、ダルビッシュを持って行かないと(日程的に調整が)間に合わないんですね。だから9、10日の中国・韓国戦で大谷とダルビッシュが先発だと思います。中5日あるので大体のピッチャーは準備できますから」と説明した。

 日本が1次ラウンドを突破した場合、その準々決勝ではイタリア、オランダ、台湾、キューバ、パナマのいずれかの国と対戦する。この大事な一戦での先発については「16日準々決勝は大谷が先発。2、3回の短いイニングを投げてダルビッシュに繋ぐ」という“夢のリレー”プランを提案。

 なぜ大谷を先発に推すのかについては「“大谷ルール”があるのでピッチャーで入って降板してもDHで残る。多分そっちになるのかなと。大谷に先発をさせるとき、この形の方がスムーズに動くんじゃないかな」とコメント。先発投手が降板後もDHとして出場できる“大谷ルール”。エンゼルスと同様にこのルールを使い大谷が先発、その後にDHとして試合に残りダルビッシュに繋ぐというのがベストだと主張した。

 米国が勝ち上がってくると予想される準決勝についても聞かれると「俺は山本でいいと思うんだよね」とポツリ。今度は山本→佐々木朗というNPBスターによる“夢のリレー”もあると示唆。

 山本、佐々木朗の2人は(メジャーリーガー相手に)通用するか?という質問には「(山本と佐々木朗が)一回りで捕まることはないんじゃないですかね?いくら相手のレベルが高いとはいえ、それを上回るレベルがありますから山本には。右バッターのインサイドにも投げられて、落ち球もゆるいボールもあるし、それを一打席で打ち返せというのはなかなか難しいですよ」と明言。

 最後の決勝戦については「ダルビッシュか大谷か。やっぱり主体はそこじゃないですかね、まぁいい悩みですよ」と笑顔で答えた。

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