阪神・湯浅 習得中の新球スライダーに好感触「バッターから見て嫌なボールにしたい」

[ 2023年1月30日 05:15 ]

笑顔を見せる湯浅(撮影・北條 貴史)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンメンバーの阪神・湯浅が初日からブルペン入りし、変化球を交えて36球を投じた。使用したのはもちろんWBC使用球。今オフは新たに横滑りするスライダーを習得中だ。試投した新球の好感触を得た。

 「バッターから見て嫌なボールにしたい。カット(ボール)よりちょっと曲がるぐらい」

 理想は直球と同じ軌道で曲がることだ。ボールを受けた捕手の坂本からも「初めて捕ったんですけどすごくいい感じだった」と太鼓判を押された。本番でも配球に加えるメドが立ちそうだ。この日はウイニングショットでもあるフォーク、縦のスライダーと持ち球をすべて解禁。WBCを見据えてハイペースで調整していることも見て取れる。やや高めに浮き気味だったフォークに関しても「すぐに感覚良く投げられるようになる」と修正にも自信を見せた。

 「(全体的に)きょうはあまり良くなかったですけど、徐々に上げていけるように」。世界一と“アレ”を見据える23歳右腕は、静かに意気込んだ。

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2023年1月30日のニュース