中日2位、明大・村松が高田先輩から金言

[ 2022年11月3日 09:00 ]

中日八木スカウト(左)から指名あいさつを受ける明大・村松
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 中日から2位指名を受けた明大・村松開人内野手(静岡)が2日、東京府中市の明大野球部寮で指名あいさつを受けた。松永幸男スカウト部長、音重鎮チーフスカウト、担当の八木智哉スカウト3人から村松本人、田中武宏監督に指名のいきさつ、来年の合同自主トレ、沖縄キャンプなどの説明を受けた。

 立浪監督のサイン入りの指名カード、帽子を贈られ笑顔を見せた村松は「実感が沸いてきました。指名されてから300人くらいからメールが来て、こんなに友達が多かったかな?と反響の大きさにびっくりしました」と報道陣を笑わせた。八木スカウトは「走攻守とレベルの高い選手。秋のリーグ戦でも三振はわずか2個。ミート力、選球眼がいい証拠。ウチは二遊間が強化ポイントなので、そこに合致する選手です」と上位指名の要因を説明した。

 午前中のあいさつを終え、午後には練習視察に訪れていた同校OBの高田繁氏にあいさつした。ここで同氏から「2位か、よかったなあ」と声を掛けられた村松。その後の言葉に表情が引き締まる。「この時期、プロの若手は必死に練習している。来年の合同自主トレ、キャンプで首脳陣に“この選手はいいな”と思わせないとダメ。全然準備してこなかったなとかケガしたら使われない。そのためにも、このオフしっかり準備しておかないと。指名されると年末にかけて地元でお祝いごとが続くから、それもほどほどにな」と話した。1968年、巨人で新人王に輝き日本ハム、ヤクルトで監督を務めた人の言葉だけに重みが違う。村松は「はい、頑張ります。ありがとうございました」と頭を下げた。

 オフも明大グラウンドで練習を続ける予定の村松。高田氏の金言を胸にプロの世界に飛び込むつもりだ。

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2022年11月3日のニュース