阪神ドラ6・富田、岡崎市役所を訪問 家康生誕の地で飛躍誓う 同年代の朗希らを「追い越せるように」

[ 2022年11月3日 05:15 ]

阪神ドラ6・富田(左)と岡崎市・中根市長
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 阪神からドラフト6位指名された富田蓮投手(21)が2日、三菱自動車岡崎に所属する縁で愛知県岡崎市役所を表敬訪問し、中根康浩市長にドラフト指名と日本代表メンバーとして出場したU23W杯の優勝報告を行った。

 「岡崎の人たちは温かい人ばかり。応援されてきたので(思いを)大事にしてやっていきたい」

 出身は岐阜県・養老町だが、岡崎市は社会人3年間を過ごした“第二の故郷”。同市は江戸幕府の初代将軍・徳川家康の生誕の地としても有名で、左腕も歴史上の偉人と重ね合わせて、プロでの飛躍を誓った。

 「自分たちの世代はヤクルトの奥川投手やロッテの佐々木朗投手もいる。その中でも自分が上に立ってやっていけるような存在になれたら。同じ(プロの)舞台に立てたので、ここから追い越せるようにやっていきたい」

 同市長からは激励を受けて送り出された。「岡崎市ゆかりの選手として、プロでの活躍を期待しています」。くしくも来年23年のNHK大河ドラマは「どうする家康」。プロの世界で一時代を築くことを夢見る富田の“タイガードラマ”も幕を開ける。(長谷川 凡記)

 ◇富田 蓮(とみだ・れん)2001年(平13)9月6日生まれ、岐阜県養老町出身の21歳。6歳の時に広幡クラブで野球を始める。養老東部中では大垣ボーイズに所属して外野手。大垣商では1年秋から投手でベンチ入り。2年夏は岐阜大会決勝で敗退。3年夏は県4強。三菱自動車岡崎では22年に都市対抗出場。今秋のU―23W杯では最優秀投手賞&ベストナインで優勝に貢献。1メートル75、79キロ。左投げ左打ち。

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2022年11月3日のニュース