オリックス・吉田正、メジャー挑戦表明 球団と代理人なしで直接話し合い「今の気持ちを正直に話す」

[ 2022年11月3日 05:00 ]

関西テレビ「報道ランナー×祝オリックス日本一!御堂筋パレードSP」の収録に臨んだ吉田正(後列左から3人目)らオリックスの選手たち(関西テレビ提供)
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 オリックス・吉田正尚外野手(29)が2日、大阪市内で取材に応じてポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦の希望を表明した。初めて自身の言葉で公言し、意向を近く、球団に伝える。この日はカンテレの特番「報道ランナー×祝オリックス日本一!御堂筋パレードSP(3日午後3・45~5・48放送)」の収録に臨み、パ・リーグ芸人たちと夢と爆笑トークを繰り広げた。

 吉田正が初めて自身の言葉でメジャー挑戦の意思を明かした。「ポスティングについて、福良(淳一)GMと会います。今の気持ちを正直に話す。夢としてずっとあった。体感しないと分からないことが多い。チャレンジしたい。ハイレベルなところで、やりたいと思っていました」

 球団とは20年オフから代理人を通じてポスティングシステム申請の可能性について話し合ってきたが、今回は「代理人なしで、ぼく一人で行きます」と気持ちをぶつけるつもりだ。順調でも海外FA権取得は25年シーズン中で、年齢的には32歳となる。それ以前にメジャーの舞台に立つには、球団の容認が必要な同システム利用しか道はない。

 「球団も編成とかいろいろとある。年内に収まるように考えております。良い選択ができるようにしたいなと思っています」

 まずは球団がメジャー挑戦を容認するかが焦点となる。リーグ連覇&26年ぶり日本一に大貢献。オリックスにとって欠かせない戦力だが、海の向こうで豪快なスイングも見てみたい。交渉の行方に注目が集まる。

 ▽ポスティングシステム 海外FA権を取得する前に大リーグ移籍を目指す際に利用するポスティングシステムの申請手続き期間は、1日にスタートし12月15日が締め切り。今オフは阪神・藤浪が同制度での移籍を目指し、DeNA・山崎も挑戦を視野に入れ球団と話し合いを続けている。所属球団が制度利用を認めた場合、日本野球機構(NPB)を通じ大リーグ機構(MLB)に契約可能選手として通知。交渉期間は昨年までの30日間からMLB側からの要望で45日間に延長され、獲得を望む全てのメジャー球団と交渉可能となる。

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2022年11月3日のニュース