イチロー氏と対決 高校野球女子選抜の面々感無量 「小さい頃の自分に野球続けて良かったねって」

[ 2022年11月3日 16:54 ]

<高校野球女子選抜・イチロー選抜>試合後、吹奏楽部にあいさつする高校野球女子選抜(撮影・島崎忠彦)
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 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチが3日、東京ドームで行われ、7-1で「KOBE CHIBEN」が女子選抜を下した。

 2年連続の試みで、真っ向勝負を挑んだ女子選手たちも大きな財産となった様子。

 2番手で登板した沢田百華投手(作新学院)は、試合後のインタビューでイチロー氏の隣に立ち「最初は緊張したけど、ドームに入ってから、みんなとやるのも、イチローさんともやるのも楽しみにしていたので全力で投げて楽しもうと思っていた。小さい頃に見ていたイチローさんが自分の近くにいるのにびっくりしているし、小さい頃の自分に野球続けて良かったねって言ってあげたいです」と笑顔。

 初回にイチロー氏から見事な適時三塁打を放った森崎杏内野手(福知山成美)は「あまり覚えてないけど、タイミングとることが課題で。イチロー選手の打撃練習を見ていた時にトップの取り方とかを真似してたら、結果が出たので。イチローさんのおかげです」と感謝。「(守備で)コケたことしか覚えてないけど…一生忘れられない、良い経験になりました」と感激の面持ちだった。

 4回に左前打を放った真砂寧々内野手(履正社)は「打席の中の記憶はあまりないけど、本当にうれしくて夢のようでした。一生自慢できます。今日、朝からYouTubeでイチローさんの投球と打撃を見て、タイミングとったり、打撃の真似してシュミレーションしてきた」と準備万端だったといい「この舞台に立てて、イチローさんと対戦できてうれしかった。来られなかった選手もいるので感謝の気持ちを伝えて、チームメートに伝えたい」と語った。

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