中日、貧打解消へソフトボール用打撃マシン導入 立浪監督自ら発案「真っすぐ対策のため」

[ 2022年11月3日 05:00 ]

中日の北谷キャンプに導入されたソフトボール用のストレートマシン
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 中日は2日、沖縄・北谷で秋季キャンプをスタートさせた。今季は12球団ワーストの得点、本塁打と貧打に泣き最下位。特にロメロ、今永(ともにDeNA)ら速球派の投手に苦しめられたが、苦手克服へ向け、早速、新兵器が導入された。

 ミズノ社の2輪式ストレートマシン(ソフトボール用)で、定価は43万5600円(税込み)。室内練習場に設置され、選手は約15メートルの至近距離から放たれる最速120キロの黄色いソフトボールを打ち込んだ。

 最多安打のタイトルを獲得した岡林も「速い!」と悪戦苦闘。「体感スピードは150キロを優に超えている。無駄な動きをすれば絶対に詰まってしまう。よい練習になった」と振り返った。

 発案者の立浪監督は「距離が近い分、早くトップをつくってボールを待たないと打てない。ウチは真っすぐに弱いデータも出ている。真っすぐ対策のために購入してもらった」と説明した。東京五輪で女子ソフト日本代表を金メダルに導いた宇津木麗華監督とも親交がある指揮官らしい“ソフト”な発想で、強竜打線復活を目指す。(中澤 智晴)

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2022年11月3日のニュース