関大、劇的サヨナラ勝ちで3年ぶり神宮切符 前試合で悪送球の高田が名誉挽回の殊勲打

[ 2022年11月3日 06:00 ]

関西地区大学野球選手権第2代表決定戦   関大1─0天理大 ( 2022年11月2日    南港中央 )

<関大・天理大>9回、関大・高田(右)はサヨナラ打を放ちナインと抱き合う(撮影・後藤 大輝)
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 明治神宮野球大会(18~23日)の出場権を懸けた関西地区大学野球選手権の第2代表決定戦が2日に開催され、関大(関西学生)が天理大(阪神)にサヨナラ勝ち。最後の切符をつかんだ。神宮大会では第1代表の大商大(関西六大学)が環太平洋大(中国・四国3連盟)―関東5連盟第2代表の勝者と、関大が東農大北海道オホーツク(北海道2連盟)と初戦を戦う。

 野球の神様が与えた名誉挽回の絶好機に、最高の結果で応えた。関大の「5番・遊撃」高田幸汰(3年)が9回1死一、二塁で中堅左を抜くサヨナラ二塁打。3年ぶり8度目の神宮出場へ導いた。

 「こすり気味で捕られるかと思ったので(抜けろと)願っていました。一瞬、頭が真っ白になりました」

 大商大との第1代表決定戦では9回の守備で2死無走者から遊ゴロを一塁へ悪送球。サヨナラ負けのきっかけをつくった。翌朝、早瀬万豊監督に呼び出されたが、待っていたのはおしかりではなく1時間のスローイング指導。チャンスで巡ってきた最後の打席でも、指揮官から「任せるから、好きなようにやってこい」と背中を押されて燃えた。昨秋はこの大会で敗れ、神宮出場を逃した。ヒーローは「どこのチームより長くプレーしたい」と活躍を誓った。

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2022年11月3日のニュース