NTT西日本・田村 「野球人生初」の完封劇 9回2死満塁危機も「強気で投げられた」

[ 2022年9月11日 16:30 ]

第47回社会人野球日本選手権近畿最終予選2回戦   NTT西日本2―0ミキハウス ( 2022年9月11日    わかさスタジアム京都 )

公式戦初完封を飾ったNTT西日本・田村
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 NTT西日本がサイド右腕・田村孝之介の完封劇でミキハウスとの接戦を制した。

 「調子はあまり良くなかったですが、小泉がうまくリードしてくれた。完封は野球人生で初めてです。最後も強気で投げられたと思います」

 ハイライトは2点優勢の9回だった。ミキハウスの粘りにあい、2死満塁。一打同点のピンチだったが、立花允夫に対して臆することなく内角へストレートを投げ込んだ。結果は一邪飛。河本泰浩監督からは「苦しい試合を田村がよく頑張ってくれた。田村が何よりの収穫です」と賛辞の言葉を贈られた。

 近畿地区の第1代表として臨んだ今夏の都市対抗本戦は、初戦でJR東日本東北にまさかの大敗。田村自身も2番手として登板したが、2/3回を2安打2失点とホロ苦い結果に終わっていた。

 「本戦初戦での先発を勝ち取れない悔しさもあった。大会が終わってからはコントロールや、ピンチのここ一番での気持ちの持ち方を見つめ直してきました」

 本戦終了後、1カ月半の取り組みが実った7安打完封勝利。大学から本格的に投手に転向した遅咲きの右腕が、NTT西日本の秋の進撃を加速させる。

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2022年9月11日のニュース