ヤクルト 投壊15失点…6・5差で2位DeNAと決戦へ 勝てばM11再々点灯

[ 2022年9月11日 05:11 ]

セ・リーグ   ヤクルト7ー15広島 ( 2022年9月10日    神宮 )

<ヤ・広>足早にグラウンドを後にする高津監督(撮影・村上 大輔)
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 神宮のスコアボードに「12」の数字が刻まれる。3回の1イニングだけで12失点。ヤクルト・高津監督はベンチで腕組みをして厳しい表情を浮かべた。

 「ここのところ、先発投手が早い段階でビッグイニングをつくられてしまう試合が続いている」と指摘。サイスニードが3回につかまり、10安打9失点(自責1)で、来日2年目で最短の2回2/3でKOされた。これで6試合連続で先発投手が4失点以上。2番手の山本も勢いを止められず、球団ワーストの「13」に次ぐ1イニング12失点は、84年以来38年ぶりの屈辱だった。

 打線は4回、先頭・村上の右翼への二塁打から、打者11人攻撃で6安打6得点。一気に5点差としたが、そこまでだった。村上も1安打で、王貞治が持つシーズン日本選手最多の55号へはあと2本のままだ。

 11日からは、6.5ゲーム差で2位のDeNAと2連戦(横浜)。「しっかり反省してから明日のゲームに挑みたい」と高津監督。勝てば、優勝マジック「11」が再々点灯する。(青森 正宣)

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2022年9月11日のニュース