西部ガス 5年目左腕・田中で3大会連続日本選手権本戦決めた お見事3安打完封!三塁すら踏ませず

[ 2022年9月11日 06:00 ]

第47回社会人野球日本選手権九州地区予選第3日   西部ガス1―0宮崎梅田学園 ( 2022年9月10日    宮崎市・アイビースタジアムほか )

<西部ガス・宮崎梅田学園>3大会連続4回目の本大会出場を決めた西部ガスは香田監督(中央)を胴上げして喜ぶ
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 代表決定戦2試合が行われ、JR九州は延長15回タイブレークの末に7―6で日本製鉄大分に勝ち、3大会連続16回目の本大会出場を決めた。最高殊勲賞に2打点を挙げたチーム最年長の田中允信遊撃手(36)が選ばれた。西部ガスは先発左腕の田中和正(27)が3安打完封で最高殊勲賞を獲得し、1―0で宮崎梅田学園を退け3大会連続4回目の出場。敗れた日本製鉄大分、宮崎梅田学園は敗者復活戦に回る。

 久留米大出身5年目の西部ガスの左腕、田中が見事な投球で代表切符を決めた。「カーブ、スライダーなど変化球が決まっていた。やり返すつもりで投げた」。6月の都市対抗九州予選敗者復活4回戦で敗れた因縁の相手を3安打に抑え、三塁さえ踏ませなかった。

 チームが優勝した19年JABA九州大会ではMVPを受賞。エースとして活躍したがその後は不調。「いろいろと手探りしながらフォームのことや体のメカニズムなどを考えた。今季は少しずつポイントが明確になった」。問題は右肩の開き。早めに胸が投手側に向かないようにすることで制球と球威がアップした。初戦は4年目・高椋が好投。右サイドの大黒柱・村田を温存しての代表権獲得に香田誉士史監督は「田中は制球もよくなり球の力もついてずっといい状態だった。村田を使わずに勝てたことはうれしい」。投手陣の底上げに本大会への手応えを感じていた。

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2022年9月11日のニュース