DeNA 3位・阪神に“引導”7点大勝、11日から直接対決2連戦でヤり返す

[ 2022年9月11日 05:11 ]

セ・リーグ   DeNA7-0阪神 ( 2022年9月10日    横浜 )

<D・神>タオルを掲げる(左から)石田、牧、桑原(撮影・島崎 忠彦)
Photo By スポニチ

 追いすがる3位・阪神を蹴散らした。DeNAは投打がかみ合い完勝。阪神に連勝して6ゲーム差に広げ、首位・ヤクルトのマジック点灯も阻止した。

 連日のビッグイニングが勝因だった。1―0の3回だ。2死二、三塁。阪神・森木が宮崎に2ボールとしたところで、矢野監督が敬遠を指示。次打者の楠本の熱量は上がっていた。三浦監督も打席に向かう楠本を見て確信した。「背中で分かった。申告敬遠されて気合が入っている」。予言的中。4球目の148キロ直球を右翼線へ運ぶ2点二塁打だ。「宮崎さんと自分をてんびんにかけ、自分の方が打ち取れると思われた。絶対はね返す」。19歳右腕をKOする一打を放ち、計4得点。前夜は5回に一挙7得点した打線が連日の集中打で主導権を握った。

 阪神には今季15勝9敗。阪神戦のシーズン15勝は04年以来18年ぶり。ハマスタでも阪神戦8連勝となり、こちらは日本一になった98年以来24年ぶりとなった。CS争いの当面の敵を退け、11日からは本拠地で首位・ヤクルトとの2連戦。ハマスタ17連勝で臨んだ8月26日からの本拠地3連戦では、屈辱の3連敗を喫した。再び立ち向かう首位との決戦で、是が非でも逆転優勝への可能性を残す連勝を目指す。

 6・5ゲーム差のヤクルトとは今季残り6試合。三浦監督は最後の望みをつなぐ戦いへ「全力で戦う」と宣言した。(大木 穂高)

 ▽8月26日からのDeNA―ヤクルト3連戦 2位のDeNAが、首位ヤクルトと4ゲーム差で迎えた本拠地3連戦。直前まで本拠地17連勝と快進撃を続けていた。だが、26日の初戦で村上に2発を浴び、3―6で黒星。本拠地連勝が止まると、27日の2戦目は23安打7本塁打を許し16失点で大敗した。28日の3戦目も、4―5で敗れ3連敗。村上には3試合通算で11打数9安打4本塁打9打点、打率.818と大暴れされた。

続きを表示

2022年9月11日のニュース