九国大・4番高倉 値千金同点弾で開幕3連勝導いた「直球が甘めに来たので反応できました」

[ 2022年9月11日 06:00 ]

九州六大学野球   九国大4―3久留米大 ( 2022年9月10日    桧原 )

<久留米大・九国大>同点3ランを放った九国大・高倉
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 九国大が久留米大に4―3で逆転勝ちした。6回に4番の高倉正也外野手(3年)が左越えに同点3ラン。守備でも好プレーでもり立てた。開幕3連勝とし、福岡大と並び首位をキープした。西南大は九大を下した。

 全て1点差での開幕3連勝。主役は九国大の4番、高倉だ。3点を追う6回に左越えに同点3ランを放った。「チームで変化球狙いを徹底していたけど、(直球が)甘めに来たので反応できました」と大学通算4本目に笑みを浮かべた。

 昨秋は本塁打王に輝いたが、春季リーグでは15打数無安打と不振。チームも4位に終わった。「僕の実力不足」と話しつつ、昨秋に痛めた右太もも裏の肉離れの影響があったという。現在は「激しい運動を続けたら違和感が出るぐらい」まで回復した。

 3点を追う劣勢だったが、高倉は「今年は後半勝負と言っている。ベンチの雰囲気も良かった」と話した。8回に勝ち越すと、直後の守備で右中間への長打性の打球をダイビングキャッチ。「捕れると思いました」と胸を張った。 

 3連勝で5年ぶりの優勝へ上々のスタートを切った。高倉は「この流れを切らさずに後半勝負で戦いたい」と意気込んだ。(杉浦 友樹)

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2022年9月11日のニュース