【お立ち台全文】サヨナラ打の広島・秋山「河田コーチの“一撃”がちょっとまだ残っています(笑)」

[ 2022年8月6日 22:18 ]

セ・リーグ   広島6-5阪神 ( 2022年8月6日    マツダ )

<広・神>9回、サヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる秋山撮影・坂田 高浩)
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 広島が6日の阪神戦に大逆転勝ちを収めた。決めたのは秋山翔吾外野手(34)だった。

 2-5と3点差を追う9回にドラマが待っていた。阪神・岩崎から小園、会沢の連打で無死一、二塁の好機をつくると、上本の二ゴロに対して阪神・小幡が悪送球して1点を返した。さらに1死二、三塁で菊池涼の遊ゴロをイレギュラーバウンドした打球に阪神・中野がファンブル。一気に2点を奪って同点とすると、最後は1死二塁から秋山が右前にサヨナラ打を放って、決着をつけた。

 負けていれば8連敗。佐々岡監督が指揮を執るここ3年の中では最長タイの不名誉記録となるところだったが直前で回避し、後半戦未勝利チームが、ついにトンネルを脱出した。

 試合後は、サヨナラ打の秋山が本拠地初のお立ち台に呼ばれて、大歓声を浴びた。

 以下は秋山と一問一答。

 ―サヨナラ打。今の気持ちは。
 「つないで、こういう展開で回ってきて、ラッキーでした」

 ―最高の雰囲気でマツダスタジアムのお立ち台。
 「後半戦スタートして、大変長らくお待たせ致しました」(大歓声と大拍手)

 ―9回はじわじわ追い上げて、球場の空気も変わった。
 「投手も頑張ってくれていましたし、1人でひっくり返せるものではないので、先頭のつなぎから、1人1人が粘った結果だと思います」

 ―チャンスでの打席。どんな気持ちで。
 「この打席だけは凡退できないな、と思いました(笑)」

 ―決まった瞬間は。
 「とにかく、この時間でも寒いので。水(祝福のウオーターシャワー)が来ないことだけ思っていて(笑)。みんなが囲んでくれたので、本当にうれしかったですし、ハイタッチ終わった後に、河田コーチの“一撃”がちょっとまだ残っています(笑)」

 ―連敗も止まった。
 「一つ勝つのは本当に大変だな、と。今になって感じますし、これからこの球場でたくさん勝っていく姿を見せていきたいなと思います」

 ―ピースナイター。8月6日に思うところは。
 「広島の皆さんにとっては大切な日で忘れられない日だと思いますし、僕も外から来た人間ですけど、野球ができていること、そして応援してもらえることを心に秘めて、皆さんとともにこの日を忘れずに、やっていきたいなと思います」

 ―最後にファンにメッセージを。
 「一つ勝つまでたくさん応援を頂き、ありがとうございました。これからも、ここにとどまらず、上を目指してやっていきますので、応援よろしくお願いします」

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