【甲子園】県岐阜商・鍛治舎監督 ガイドライン改訂に感謝、代替選手にも「大きな心配ない」

[ 2022年8月6日 19:24 ]

<第104回全国高等学校野球選手権大会>開会式を欠席した県岐阜商(撮影・岸 良祐)
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 日本高野連は6日、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの一部を改訂したと発表した。試合前72時間以内に当該チームの登録選手ら全員の陰性が確認された場合、当該試合への出場を認めると変更。さらに、感染拡大防止措置が講じられていることを認められた場合、一部の登録選手らを入れ替えることができることにした。

 この日、コロナ集団感染により開会式を欠席した県岐阜商の鍛治舎巧監督がオンライン取材に応じ、ガイドライン変更に「異例の対応をしていただき、大会本部、関係者にお礼を申し上げたい」と感謝した。

 前日までに選手4人、補助員3人の感染が判明していたが、さらに広がりこの日までに合計14人が感染しているという。選手には「試合があると思って頑張ろう。初戦頑張って勝ちが得られたら、次の試合から除外になっている選手も戻ってくるだろうから、彼らの分も頑張ろう」と声をかけた。

 代替選手については下級生を中心に14人が甲子園に向かっており、PCR検査を行い、陰性確認をして試合に臨むことになる。

 予定では9日の大会第4日第4試合に社(兵庫)との初戦を迎えるが「普段から紅白戦やっている。試合慣れしてないことはないので大きな心配はない。うまく持っていけばそんなにハンデはないと思っている」と総力を結集する意気込みを示した。

 伊藤颯希主将も取材に応じ「(試合を)やらせていただけてありがたい。どんな結果になるか分からないけど精いっぱい暴れてきたい」とし、「気持ちの上では前を向かないとと(グループ)LINEでモチベーションが下がらないよう、感染予防したうえで試合勝つこと目標にやっていこう(と伝えた)」と現在の状況を話した。

 さらに「全員で野球できる可能性があるので、確実に1勝して2回戦でできるようにまずは自分たちが頑張る。早く治して戻って来られるようにとLINEで伝えた」と、離脱したメンバーに対しても勝ち上がって参加できる可能性を見据えていた。

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2022年8月6日のニュース