オリックス・吉田正 MVP12球団最長ブランク埋める?イチローも縁なく88年ブーマーが最後

[ 2022年7月26日 05:30 ]

オールスターに選出され活躍を誓う吉田正
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 お祭り男の称号でもあるオールスターMVP。最多は西武、巨人で7度獲得した清原和博。昨年は菊池涼(広)、島内(楽)が賞金300万円をゲットした。この称号から12球団で最も遠ざかっているのがオリックスだ。最後の獲得は88年第1戦。阪急時代のブーマーまでさかのぼらなければならない。

 7度出場し、通算打率.394をマークしたレジェンドのイチローも獲得できなかった“タイトル”。33年の空白を埋めてくれそうなのがファン投票と選手間投票でダブル選出された吉田正だ。今回が4大会連続4度目の出場。過去6試合全てで安打をマークし18打数8安打。通算打率.444は今大会出場するパの選手の中ではNo.1だ。19年第2戦では柳(中)から球宴第1号を放ち、敢闘賞を受賞している。セ投手との相性も悪くない。交流戦は通算214打数75安打の打率.350。本塁打も8本ある。連覇が懸かったホームランダービーこそ辞退となったが、本番で値千金の一打を放つ可能性は十分ある。

 オリックスからは山本、山岡、宗も出場する。さらにパの指揮官はチームのボスである中嶋監督だ。オリックス勢にはコロナ禍を吹き飛ばす活躍を見せてもらいたい。(記録課・八田 朝尊)

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