“おまえはもっとやれるんだから” ソフトバンク・王会長が甲斐に熱血指導

[ 2022年6月24日 04:45 ]

ソフトバンク・甲斐を指導する王球団会長(撮影・中村 達也)
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 オリックス戦2連敗で首位から陥落したソフトバンクは23日、ペイペイドームで指名練習を行った。打撃不振の甲斐拓也捕手(29)も「今の結果を考えると休んではいられない」と参加し、王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)からの熱血指導も受けた。

 甲斐は約12分間のフリー打撃で41スイングし、柵越えはなかったが、右方向に鋭い打球を飛ばした。打ち終わると王会長から身ぶり手ぶりを交えた指導を受け、「僕のことを気にかけていただいて本当にありがたい。“おまえはもっとやれるんだから”と言っていただいた。その言葉だけでもっと頑張ろうという気持ちになる」と感謝した。

 今季全66試合に出場し、打率・186、0本塁打、10打点。藤本監督は「あれだけ打てなかったらちょっと深刻」とし、「キャッチャーとしてディフェンスはNo・1。あとは打つこと。打たないと打線にならない。9番で止まってしまう」と復調を願った。

 中村晃も志願して参加し、柳田もドームを訪れて指名練習組とは別に室内での打撃練習を行った。打率・251と本調子からほど遠い柳田について、指揮官は「体が投手の方に流れて、フォームが小さくなってきた感じがする。もっとどしっと構えて打った方がいい」と助言を送った。

 6月だけで4度の零敗を喫し、危機感を持って練習に取り組んだ。首位返り咲きにはレギュラー3選手の復調が不可欠だ。(福井 亮太)

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2022年6月24日のニュース