巨人・阿部コーチ 3回までに7失点した菅野に苦言「ずーっと言ってることですよ」 次は「完封して」

[ 2022年6月24日 22:29 ]

セ・リーグ   巨人6―16ヤクルト ( 2022年6月24日    神宮 )

<ヤ・巨>6回、ベンチで下を向く菅野(撮影・河野 光希)
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 巨人はエース菅野が3回までに大量7失点するなど、2009年5月19日の日本ハム戦(札幌D)以来13年ぶりとなる1試合16失点で屈辱的な惨敗。ヤクルト戦は5連敗となった。首位ヤクルトとの直接対決で力の差をまざまざと見せつけられ、ゲーム差は今季初の11。最大11あった貯金はついに3月29日以来の2となり、あす25日にも自力優勝の可能性が消滅する。

 試合後、阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ(43)との一問一答は以下の通り。

 ――菅野は立ち上がりから失点。

 「いやもう、見ての通りじゃない?」

 ――中村の2本塁打、スライダーは難しいコースのように見えたが、本来のキレがなかったか。

 「そうですね。まあ、リプレーしか見ていないんだけど、スライダーも曲がり切れてないかなっていうのは見て受け取れましたけどね」

 ――真っすぐは前回よりはスピードは出ていたようだが、阿部コーチの目から見てどの辺りが本調子ではない?

 「ボールになるストレートはいいボールだなあ思うけど。それをゾーン内に持ってきてほしいよね」

 ――それは本来ならできていること?

 「できるんじゃないですか?ボールにいい球投げられるんだから。ゾーン内に投げれるはずなんですよ。そこでもっと勝負してほしいな、というのはある。ずーっと言ってることですよ。多分桑田さんもずっと言ってきてることだし」

 ――戸田はきょうはどのように。

 「その前に、自分をコントロールできてなかった。ストライク取るのに精一杯で。これはもうどうしようもない。キャッチャーだってサイン出すのも困るでしょうし。そこは、まず自分が、自分の体と心をコントロールできてないのかな、と。もちろん投げるボールもコントロールできてはいなかったですよね」

 ――16失点は13年ぶり。今後奮起するためにチームに必要となるのは。

 「ジャイアンツの歴史は長くあって、勝たなければいけないと言われている中で、いざという時に力が発揮できるというのは自分も経験してきている。そういうのはいい勉強というか。伝統を継承していくために嫌われてもいいという気持ちで、選手たちが技術を出していけるように仕事を責任を持ってやっていきたい」

 ――菅野には次回登板、どんなピッチングを期待したい。

 「完封してもらいたいですよ。中継ぎ陣の負担を減らすためにも、自分がお手本となるようなピッチングをしてもらえたらなと思います」

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