阪神・大山 悔しいブレーキ 6打席目で二塁打も4度の得点圏全て凡退 9回大飛球も超美技に阻まれた

[ 2022年6月24日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3-3広島 ( 2022年6月23日    マツダ )

<広・神>7回2死一、二塁、三ゴロに倒れて好機を逃し、汗をぬぐう大山
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 せめてもの意地を見せた。延長12回1死走者なし。阪神・大山が6打席目にしてこの試合初安打となる左翼線二塁打を放ったが、笑顔はなかった。

 無理もない。主砲として強い責任感があるからこそ、4度の得点圏でいずれも凡退したのが悔しかった。初回1死三塁では浅い右飛に終わり、三塁走者の近本を還せず。3盗塁を絡めた3回1死満塁も、ボール球を振らされ空振り三振に終わった。さらに試練は続く。7回も2死一、二塁と攻め立てたが、森の前に三ゴロに倒れた。

 運にも見放された。同点に追いついた9回はなおも2死一、二塁。栗林が投じた外角高めストレートを捉えたかに見えたが、右翼手・中村健が背走のまま捕球する超美技に阻まれた。

 6月は月間10本塁打をマークするなど、文字通り打線をけん引してきた。1本塁打3打点した21日も「好不調の波が激しいのが僕の課題でもある」と気を引き締めていたが、22日からの2試合は10打数1安打。24日からの中日3連戦で借りを返す。

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2022年6月24日のニュース