現役ドラフト1球団2人以上 会沢選手会長前向き「選手にとって凄くプラスなことが多い」

[ 2022年6月3日 05:30 ]

会沢翼・日本プロ野球選手会会長
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 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が2日、オンラインで開かれ、今オフからの実施を目指す「現役ドラフト」について、全球団が移籍を実施することを前提とした制度案をNPB側が提示した。

 出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる目的の同制度。今回の案では、実施時期は12月初旬の保留者名簿提出後で、12球団が外国人やFA選手らを除いた中から指名対象選手を2人以上出し合い、各球団が獲得する選手を指名する。

 選手会は7月26日、オールスター第1戦前の臨時大会で選手らの意見を確認した上で、NPB側と細部を詰める。森忠仁選手会事務局長は「必ず各球団で誰かが出て、誰かが入るような設計。大枠では(このまま)進めていけるんじゃないか」と話した。事務折衝に出席した会沢選手会長(広島)も「選手にとって凄くプラスなことが多い。しっかり理解した上で伝えないといけない」としつつ、「前向きな感じで僕は捉えています」と感想を口にした。

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