エンゼルス・大谷と一問一答「開幕から緩やかにしっかりと上がっていける計算をしたい」

[ 2022年3月27日 06:51 ]

オープン戦   エンゼルス―ホワイトソックス ( 2022年3月26日    グレンデール )

<ホワイトソックス・エンゼルス>初回、初球先頭打者弾を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が26日(日本時間27日)、敵地グレンデールでのホワイトソックスとのオープン戦の初回に初球先頭打者アーチを放った。先発右腕ベラスケスの初球の81マイル(約130キロ)カーブを右中間スタンドに運んだ。大谷は投手としてこの日に登板する予定だったが、開幕投手に決まったことで調整方法を変更した。以下、試合前囲み取材での主な一問一答。

 ――登板回避の理由。
 「正式に(開幕投手が)決まったというところと、そこに向けてしっかり合わせたいという」

 ――残り1登板で開幕を迎えるのは十分か。
 「前回(登板)も良かったですし、その間にブルペンなりライブBP(実戦形式の打撃練習)を投げるつもり。そこである程度調整して最後登板できたらなと思います」

 ――開幕投手に指名されたことについて。
 「光栄なことですし、そこを取るかとらないかでシーズンの始めも変わってくるのでしっかり勝てるように頑張りたいなと思います」

 ――チームから個別で好きなように調整させてもらっている現状について。
 「やりやすいようにやらせてもらっているので、しっかりと一日一日体調見ながら自分でしっかり調整したいなと思っています」

 ――投手で降板後もDHで打席に立てる「大谷ルール」の導入について。
 「少し話は聞いていたので正式にどうなるかっていうのは分からなかったんですけど。個人的にもそうですし、自分的にも凄い大きいと思う。自分が登板する時にしっかりとそれを生かしたいと思います」

 ――ジョー・マドン監督から開幕投手を告げられた時の気持ちを改めて。
 「うれしかったですね。光栄なことなのでしっかりと務めたいなと思いました」

 ――指揮官は反応が“無表情”だったと言っていた。そういう意識は。
 「ないですね、はい(笑い)」

 ――31日(日本時間1日)のブルワーズ戦に登板する理由、判断した理由。
 「単純に中4日、中4日(実際は2連続で中5日)でいくと疲れる。疲労がたまった状態で開幕迎えなきゃいけないので、スケジュール的にやっぱり難しい。試合数も少ないですし。その中でも実戦の感覚を養いながらしっかりその中で、レスト(休養)も空けながら、ベストな状態で上がれるプランを立てたつもりではあります」

 ――投手としての調整について。
 「ライブBPとかもやると思うので、それは体調を見ながらやりたい。あとは天候もボールも変わってくるのでいちいちそこに合わせながらいけないので。アリゾナでいいからといって他でいいわけではないですし、そこは割り切ってやりたい」

 ――1番打者として意識を変えていること。
 「変わらないですね。基本的にはストライクは振って、ボールは振らない。シンプルなところだと思うので。それを生かせればチームとしても出塁して得点につながりますし、本塁打を打ったら1点入るし、シンプルでいいかなと思っています」

 ――打者として仕上がっているように見える。
 「こっちに来る前もライブBPも立っていましたし、ある程度準備はしてきたので。いつ始まるか分からないっていうところありましたけど。逆に言うといつ始まってもいいようにと準備はしてきたつもりなので、精いっぱい調整したいなと思っています」

 ――打席の感覚は。ボールの見え方は。
 「見え方は悪くないかなと思いますね。多少タイミングはやっぱり差され気味、毎年そうですけど最初の打席はあるので、そこかなと思います。あとはボール、ストライクの見極めの部分は比較的例年よりはいいんじゃないかなと思っています」

 ――投手としての強度に満足できたことで、先発を1回飛ばしてもいいと判断したのか。
 「ある程度が内容よくなかったらもっと投げたい、投げたいとなると思いますけど。それでももちろん精いっぱいシーズンの頭に合わせますけど、なかなか最初から100球、110球投げる投手は少ないですし。ある程度計算しながら、開幕から緩やかにしっかりと上がっていける計算をしたいなと思っています」

 ――投手と打者なら、打者の方が調整が必要と感じているのか。
 「どちらも同じくらいかなと思います。毎年そうですけど、あんまりこの時期にいいことはないので。毎年言っていますけど、みんなそうじゃないかなと思います」

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2022年3月27日のニュース