阪神・小川、次は必ず勝つ!プロ初先発で5回までは無失点の熱投 矢野監督も評価「しっかりやれていた」

[ 2022年3月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0ー6ヤクルト ( 2022年3月26日    京セラD )

<神・ヤ(2)>阪神先発・小川(撮影・平嶋 理子)
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 プロ初先発だった阪神・小川は5回まで1安打無失点と好投も、6回途中4失点で今季初黒星を喫した。先発初勝利には惜しくも手が届かず、反省を口にした。

 「前半5回までは自分のピッチングができていたと思います。相手投手との我慢比べの中で6回に打たれたくない気持ちが強くなりすぎてしまい、四球絡みで失点につながってしまったので、そこが反省点だと思います」

 最速151キロを計測した直球にカットボールやチェンジアップ、カーブなどを交えて強力打線を翻弄(ほんろう)。本人には内緒で自費で応援に駆けつけた両親と兄、妹が見つめる前で6三振を奪うなど、5回まではヤクルト・高橋と息詰まる投手戦を演じた。

 だが援護無く迎えた6回に暗転した。先頭・高橋の内野安打をきっかけに2死一、二塁を背負うと、ちょうど100球に到達して迎えた村上にはストレートの四球。春季キャンプ時のロングリリーフから徐々に立場を上げてきた右腕だったが、勝負どころで経験不足がたたった。サンタナに2ボールからの138キロカットボールを2点中前適時打とされ、力尽きた。

 「打たれたくない気持ちから、少し逃げてしまっていた部分もあったと思う。気持ちの部分も改善していきたい」

 矢野監督からも「落ち着いて投げていた。自分の今できることはしっかりやれていた」と評価を受けた上で、「3巡目のあのピンチをどう自分で乗り越えていけるか。あそこを何とかしのげるピッチャーになっていってもらえたら」とさらなる成長も促された。確かな収穫と課題を手に、次回登板で雪辱を期す。(阪井 日向)

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