広島・大瀬良 オール直球で「勝負」したフリー打撃登板「差し込んだファウルも多かった」

[ 2022年2月15日 16:36 ]

ランチ特打に打撃投手として登板した広島・大瀬良(撮影・坂田 高浩)
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 広島・大瀬良大地投手(30)が九里亜蓮投手(30)、森下暢仁投手(24)とともに沖縄2次キャンプ第1クール初日の15日、今春初めてフリー打撃に登板した。

 韮沢、林、ドラフト3位・中村健(トヨタ自動車)、同6位・末包(大阪ガス)の4人と“対戦”。41球すべて直球を投げ込んで最速140キロを計測した。芯で捉えられたのは2球程度しかなく、中村健からは空振りを奪うなど仕上がりは快調。「ストライクゾーンに投げて、気持ちよく打ってもらおう…という感じ。その中で打者との距離感、感覚を思い出すことができればいいと思っていた。それがちゃんとできて良かった。差し込んだファウルも多かった」。実際にボールに外れたのは7球だけ。制球は安定し、ファウルも16球を数えた。

 沖縄初日で階段を一つ上がり、「段階を踏めた。(温暖で)思った以上に体の可動域が出る」とうなずいた。開幕投手を争う森下は直球のみ41球を投げて最速144キロ、九里も43球を投げ、日南1次キャンプで松坂大輔氏から直伝されたスライダーも試して中村健から空振りを奪った。佐々岡監督は2月中に開幕投手を決める意向で、「切磋琢磨してやっていければ。ちゃんと選んでもらえるように準備したい。その思いだけ」と表情を引き締めた。

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2022年2月15日のニュース