阪神・青柳 見えた!開幕ロード シート登板から20日の中日戦で今春初実戦 逆算調整は次の段階に

[ 2022年2月11日 05:30 ]

投内連係をする阪神・青柳(撮影・平嶋 理子)
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 阪神の開幕投手候補に挙がる青柳が15日に予定されているシート打撃で今春初の実戦形式に臨み、中4日を空けて20日の中日との練習試合(宜野座)に先発する予定が判明した。昨季は13勝と勝率・684の投手2冠。今季は先発陣の中核として期待され、開幕への逆算調整は次の段階が近づいてきた。

 直近3年連続の規定投球回到達を認められ、今春はアピールする立場を卒業して自分なりの調整に徹してきた。過去6年で最も遅い実戦解禁は18年の2月12日(紅白戦)で、昨春の初実戦は2月7日の紅白戦だった。もちろん今春は最遅で、1年前と比べれば約2週間の時差になる。

 心も体も待ち切れないのかもしれない。第2クール終了時の8日には「体は全然問題ない。ピッチングはやっていくうちに合っていくと思う。これからどんどん実戦に向けて合わせていけたら」と明かしていた。ブルペンでは7日に最多106球、第3クールへ突入した10日も100球を投げるなど着実に強度も上がった。

 今春は昨季25試合の登板のうち4度しか組まなかった坂本に球を受けてもらう機会が多い。ツーシームにスライダー、シンカーを組み合わせ両コーナーを突く練習に取り組むなど意図は明確だ。他球団の対策を上回るためにテーマに掲げる配球面の「破壊と創造」は実戦に入ってからが本番だろう。矢野監督にも「(可能性は)十分ある」と期待される大役も見据え、しっかり歩を進めていた。

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2022年2月11日のニュース