野村克也さん三回忌に決意新た 阪神・克則2軍バッテリーコーチ「いい報告ができるように」

[ 2022年2月11日 05:30 ]

阪神・2軍安芸キャンプ

父・克也氏に優勝を誓った阪神・野村克則2軍バッテリーコーチ(撮影・阪井 日向)
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 阪神・野村克則2軍バッテリーコーチは、11日で父・克也氏の死去から2年が経過することに「改めて思い出すと、やっぱりちょっとさみしくはなりますね。おふくろが亡くなってずっと2人だったから。(自らが19年に)楽天に行ったから少し会う機会も減ってしまったけど、そこはちょっと心残り。もう少し一緒にいてあげたらよかったなと思うしね」と心情を明かした。

 父の古巣でもある阪神で今季から栄枝、片山、藤田、ドラフト7位・中川(京都国際)ら若手捕手の育成に携わっていることに縁を感じている。

 「(去年は)自分の父親が在籍していたチームが優勝争いして、ゲーム差なしでヤクルトが紙一重で優勝して。日本一になって、神宮で最後お別れ会して…そういうのもタイミングかなと。(父は)どっちを優勝させようか迷ったと思うしね。僕は親族だからそういうふうに見えちゃうのかもしれないけどね」

 亡き父を思い、かすかに目を潤ませた。

 「こうやって阪神に戻ったのも見てほしかったけどね。明日(11日)は命日なんでしっかり手を合わせて。忘れてないよって、伝えたいですね」

 既にキャンプイン前に親族で三回忌の法要を済ませ、矢野監督からも花が届いたという。「何とか矢野さんを胴上げして、シーズン終わった時に(父に)いい報告ができるように」。将来の正妻の育成に、全力を注ぐ。 (阪井 日向)

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2022年2月11日のニュース