ロッテ サヨナラ劇勝で突破王手!代打・佐藤都が一閃 継投失敗はね返した

[ 2021年11月6日 17:10 ]

パCSファーストS第1戦   ロッテ5ー4楽天 ( 2021年11月6日    ZOZOマリン )

<CS1ロ・楽(1)>9回1死二塁、サヨナラ適時二塁打を放ちガッツポーズする佐藤都 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5-4で破って先勝した。あす7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

 4ー4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちで、15年のCSファイナルS第1戦から続いた連敗を7で止めた。

 投げては先発の高卒2年目右腕・佐々木朗は6回4安打1失点10奪三振と力投。初回にプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発。2回に自らの失策で先制を許したが、3回以降は無失点と力投した。06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1カ月を抜き、史上最年少となる20歳0カ月でCS先発勝利はお預けとなった。CSでの2ケタ奪三振は2019年のソフトバンク・千賀以来10人目(14度目)。

 2点リードで7回からは2番手・国吉がマウンドへ。しかし自らの失策に3四球と制球が定まらず、2死満塁のピンチを作って降板。3番手で唐川が登板したが、島内に初球をとらえられて痛い逆転打を許した。

 それでも、1点を追う8回2死、途中出場のエチェバリアが楽天の松井をとらえ、左越えへ同点ソロを放った。

 ▼佐藤都 言葉に表せないくらいうれしいです。優勝逃してからCS入ってチーム一丸となって、1勝に対する気持ちがチームからひしひし伝わってきたのでなんとか貢献しようと打席に立った。狙いよりも自分の打てる球をしっかり打とうと思って振り抜いた。(10月27日の楽天戦に敗れてオリックスの優勝が決定した)宮城の試合で最後の打者になってしまった。そういう思いもあって、うれしさが爆発しました。逆転を許しても、なんとかリリーフが踏ん張って、ベンチとしても勝ちをあきらめていないことが伝わった。良い雰囲気だと思う。いい形で勝てた。この勢いのまま勝ちにこだわりたい。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月6日のニュース