巨人・菅野7回無失点の快投!阪神打線を散発2安打 これぞ絶対エースの仕事

[ 2021年11月6日 16:35 ]

セCSファーストS第1戦   巨人―阪神 ( 2021年11月6日    甲子園 )

巨人先発の菅野(撮影・平嶋 理子)  
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 セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(S、3試合制)が開幕した。巨人はエースの菅野智之投手(32)が先発。突破率100%となる初戦勝利に向けて初回からエンジン全開で阪神打線を抑え込み、7回無失点の快投で勝利投手の権利を持って、中継ぎ陣に後を託した。

 圧巻の初回だった。先頭の阪神・島田を三振に斬った全6球の内、150キロを超えた直球は4球。5球目には早くも152キロを計測した。

 相手先発は試合前まで巨人戦16イニング無失点の高橋。菅野は気迫の投球で4回までオール3者凡退。5回に4番マルテに初安打を許すも5回まで67球を投げ無失点の力投を見せた。

 6回は坂本への死球と中野の右翼線2塁打で2死二、三塁とこの日初めてのピンチを迎えるも、3番・近本を力のこもった148キロ直球で遊飛に打ち取り、この回も無失点。7回まで98球を投げゼロを並べた。

 打線は5回に先発・高橋から吉川の中前打で今季21イニング目で初の得点を奪うと、6回には2死から坂本の左前打、丸が四球の後にウィーラーの2点適時打が飛び出し、8回までに4点を奪った。

 前日には「体も休めることができたので万全の状態。(球数は)全く意識しない。120球投げても中3、4日は覚悟してます。チームの誰一人日本一(になる)ということに疑いはない。なんとか勝ちたい」と下克上での日本一に向けてフル回転を誓っていた。

 巨人のCSは19年に続き13度目。ファーストSからは18年以来6度目となり、突破率は60%となっている。初戦は過去3勝2敗で、3勝全てで突破。逆に初戦を落とした11、16年はともに2戦目に勝利するも、3戦目を落とし敗退している。

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