【新庄監督と一問一答】球団に感謝「そういう恩を物すごく返したいタイプ」

[ 2021年11月6日 06:00 ]

日本ハム・新庄監督
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 日本ハムの新庄新監督が合同取材に応じた。

 ――4日の就任会見で“1年間、勉強してきた”と話した。

 「日本ハムだけじゃなく、全球団、見てきた。2軍も見てきた。勝手な目標で、監督という目標を立てていたので、もし監督になったらこの選手を獲りたいとか凄く勉強した」

 ――選手とコミュニケーションは密に?

 「基本は言いに行くタイプかな。バッティングコーチとかピッチングコーチとか、関係ない。俺の思ったことを言う。あいつがいるから俺は教えられないよ、というのはなくしたい。それが新しい時代かなと思う」

 ――来春までに選手にしておいてほしいこと、伝えたいことは?

 「股関節を柔らかくしてほしい。硬かったらケガしやすくなる。ここ(股関節)が柔らかかったら、無理してもケガをしない。硬かったら捕れるボールも捕れない。故障したらドラフト1位でも、2億円もらっている選手でも、普通の一般人。でもね、解説したことない、コーチない、経験ない。俺を監督にするこのぶっ飛んだ球団すごくないですか?感謝しかないです。そういう恩を物すごく返したいタイプなので。何とか期待に応えるために、毎日気付いたら朝8時とかになっているからね。考えだすと。意外と考える人間なので、考えてなさそうだけど。まあ、それが作戦なんだけど」

 ――以前、もし監督になったらメールでアピールしてきた選手を使うと言っていた。

 「そういう勇気がある子はやっぱり期待できる。行動に移すのは俺は好きだし、行動に移しての後悔より、行動に移さなかった後悔の方が大きいと思う。一歩前に出てくる子は好き。一年一年、実力の世界。下手なものはユニホームを脱いでもらわないと仕方ない。グラウンドに立つ前の準備、練習。夜、人が寝ている時に練習すればいいだけのこと」

 ――日本ハムはフロントと現場の権限が分かれている。

 「それは知らない。僕が分かれないようにします。そのために来た。従うことが嫌なんですよ。あまり耳に入れない、頭に入れないようにしていきます」

 ――CSに出場する元同僚の阪神・矢野監督にメッセージを。

 「パス。よその球団興味ないと書いておいて。全く興味ない」

 ――中日の立浪新監督には?

 「あ、(コメントしなくて)大丈夫」

 ――立浪監督は楽しみと言っていた。

 「ぶっ倒してやる、交流戦。よそのチームにイライラされるようなチームにしたい」

 ――栗山前監督が10年やってきた。

 「1回会いました。最終戦のちょっと前に。僕に会った瞬間、ず~っと敬語。いい人過ぎてやばかった。選手たちは栗山さんを胴上げしたいと思っているんじゃないかな。選手、僕たちではなくて、皆さんも、笑顔になりながら面白かったという記事が書いてもらえるように、僕もやっていけたらいいなと。みんなファミリーで」

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