アッパレ!国学院久我山11年ぶり決勝進出 1番・斎藤誠賢がスプレー打法4安打「腹をくくって思い切り」

[ 2021年11月6日 15:41 ]

秋季高校野球東京都大会準決勝   国学院久我山14―3日大三 ( 2021年11月6日    神宮 )

<国学院久我山・日大三>5回1死一、三塁から左中間を破る2点三塁打を放つ斎藤(撮影・川島 毅洋)
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 国学院久我山が13安打で14得点を挙げ、日大三を5回コールドで下した。11年ぶりの決勝進出を決め、来春センバツ出場へ、王手をかけた。

 1番に座った斎藤誠賢外野手(2年)が5回に左中間2点三塁打を放つなど、4打数4安打3打点の大暴れ。「打てるか不安はあったが、腹をくくって思い切り打てた」と喜んだ。

 右前打、二塁内野安打、左前打、左中間三塁打と広角に打ち分けた。打撃フォームのお手本は、なんと、張本勲氏。プロ通算3085安打を放ち「スプレー打法」と称された左打者の「ボールに逆らわずにバットを出して、広角に打つところ」を参考にしているという。たまたま野球ゲームに登場した張本氏を見て、昔の動画をチェック。「動画は白黒でした」とおどけるが、NPB歴代1位の安打を量産した偉大な打者を参考に、コースに逆らわないバットコントロールを身につけた。

 7日の決勝では二松学舎大付と対戦する。勝てば来春センバツ出場が当確となる大一番。斎藤は「監督を甲子園に連れていきたい」と力を込めた。(川島 毅洋)

 ◇斎藤 誠賢(さいとう・せいけん)2004年(平16)4月5日生まれ、千葉県出身の17歳。幼少時から野球を始め、富里北中では京葉ボーイズに所属。国学院久我山では1年秋からベンチ入り。1メートル77、73キロ。右投げ左打ち。

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