ホームラン・ダービー 64歳の打撃投手が話題に アロンソ連覇に貢献 ファン「陰のMVP」「精密機械」

[ 2021年7月13日 17:18 ]

オールスター戦   ホームラン・ダービー ( 2021年7月12日    デンバー )

ホームランダービーを制したメッツのアロンソ(左)と打撃投手を務めたデーブ・ヤウスベンチコーチ(ロイター)

 大リーグのオールスターゲームは12日(日本時間13日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで前日恒例のホームラン・ダービーが行われ、前回19年王者のピート・アロンソ(メッツ)がトレイ・マンシーニ(オリオールズ)に対し、持ち時間残り32秒を残して23-22で下し、連覇を達成した。

 アロンソは1回戦で35-27でサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)を圧倒。準決勝では大谷翔平(エンゼルス)を1回戦で下したフアン・ソト(メッツ)を16-15で下した。

 ネット上で注目を浴びたのはアロンソの打撃投手を務めた、メッツのデーブ・ヤウスベンチコーチ(64)だ。3ラウンドをテンポ良く、狂いのないコントロールで投げ切り、連覇をアシスト。現地メディアが集計したチャートではほとんど定位置にボールが集まっており、制球力の高さを物語った。

 ヤウスコーチは「人間ピッチングマシン」と称されるほど、打ちやすいボールを投げるという。大リーグでは、マイナーの監督を皮切りに、メジャーのコーチやスカウトなど長く裏方を務めているが、アロンソの連覇でついに一躍脚光を浴びた。それでも「打撃投手は投げるだけ。いつも簡単さ」とコメントした。

 米国内でも「彼が本当のMVP」「伝説のピッチングだ」などと絶賛の声が挙がったほか、日本のファンからも「精密機械」「コントロール良すぎ」「アロンゾの打撃投手のコーチはMVPモノだろう。すごく打ちやすいボールを投げてたし、間合いもテンポも素晴らしい」などと

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2021年7月13日のニュース