DeNA、9回に7得点で1点差も…猛追及ばず連敗 ピープルズ緊急降板で投手陣が大量失点

[ 2021年6月19日 19:04 ]

セ・リーグ   DeNA11―12広島 ( 2021年6月19日    東京ドーム )

<D・広10>9回2死満塁、宮崎は左越え満塁本塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 DeNAは8点差の9回に執念の猛反撃を見せた。2死満塁から4番・オースティンが押し出し四球を選び、続く宮崎が左中間へ6号グランドスラム。さらにソトが中前打して広島の3番手・高橋樹をKOすると、代わった守護神・栗林から代打・楠本が左翼フェンス直撃の適時二塁打、大和も左前適時打して1点差に迫る。最後は途中出場の柴田が一ゴロに倒れてゲームセットとなったが、東京ドームのスタンドはどよめき、拍手が沸き起こった。

 「みんな集中して最後まで食らいつき、誰ひとりあきらめず戦っていた」。三浦監督はそう振り返った。

 波乱のゲームは、先発・ピープルズが同点の3回、投球の際に腰を痛めて緊急降板。急きょ登板となったリリーフ陣が5回以降は毎回失点するなど計12点を失い、これが最後まで大きく響いた。

 本拠地・横浜スタジアムが東京五輪の準備で使用できず、東京ドームでの主催試合から始まった長期ロードは連敗スタートとなって借金16。それでも、三浦監督は「あと1点だったけど、もう一つのとこまで来れたのはよかったし、これを勝ちにつなげたい」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月19日のニュース