村上、侍の主軸パワー弾!両リーグトップ21号 ヤクルト単独2位浮上

[ 2021年6月19日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―2中日 ( 2021年6月18日    神宮 )

<ヤ・中>初回2死二塁、村上は先制2ランを放ちナインに迎えられる(撮影・村上 大輔)
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 日の丸を背負う覚悟を示す一撃だった。リーグ戦再開初戦であり、東京五輪代表内定後の初打席。ヤクルト・村上が初回2死二塁、神宮の空にいきなりアーチを描いた。「シーズン再開して一発目だったので、チームを勢い付けるためにも先制点が欲しかった」。ライナーで右中間席最前列へ両リーグトップの21号2ランを運んだ。

 国際試合での対応力の高さを予感させた。「追い込まれていたけれど、しっかりと自分のスイングができた」と試合前時点で防御率12球団トップ1・89の柳のカットボールをコンパクトに振り抜いた一発。代表最年少の21歳は侍ジャパンでも主軸として期待される。今季カットボールを前に飛ばした打球は16打数8安打の5割。手元で動くボールを多投する外国人投手の攻略をデータも後押しする。

 2戦連発で、ここ5戦4発の主砲の活躍で4連勝。巨人が敗れて単独2位に浮上した。「子供たちに夢を与えられるように頑張りたい。一番いい色のメダルを獲りたい」と強い思いを胸に、五輪へ向けて量産態勢に入った。(青森 正宣)

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