ソフトバンク 19年ぶり開幕6連勝狙う 30日先発の笠谷「いい流れに乗れたら」

[ 2021年3月30日 05:30 ]

キャッチボールで調整する笠谷(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの“サバイバル三銃士”が開幕6連勝へと導く。ロッテとの開幕カードで3連勝したソフトバンクは、30日から敵地でオリックス3連戦に臨む。

 第1戦の先発は7年目で初の開幕ローテーション入りを果たした笠谷。2戦目が2年ぶりにローテーション復帰の大竹。3戦目が武田。開幕カードの先発陣で勝利投手となったのは初戦の石川だけだったが高橋礼、和田もクオリティースタート(6回以上で自責3以下)で、球団13年ぶりの2戦連続サヨナラ勝ちをお膳立てした。カード全勝再現を期待される3人は29日、ペイペイドームでキャッチボール、体幹トレーニングなどで備えた。両ふくらはぎ不調で出遅れた千賀の復帰も近い。3人にとっては先発ローテーションの座を守るためのマウンドにもなる。

 笠谷は昨季オリックス戦5試合で3勝。プロ初勝利、先発初勝利も挙げた猛牛はお得意様。「チームが3連勝したのでいい流れに乗れたら。いいプレッシャーでもありますね」と笑う。第2戦は技巧派左腕・大竹が柔よく剛を制す。「オリックスは試合ごとに僕を攻略しようとする姿勢を感じる。その上を行く投球ができれば」。4月1日の第3戦先発の武田は開幕投手の山本との投げ合いとなる。同3日が28歳の誕生日。27歳最後の登板に「自分の仕事をこなせれば。やるべきことをすれば結果は付いてくると信じて投げます」と冷静に挑む。

 ホークスが開幕6連勝となれば王貞治監督(現球団会長)の指揮下で、ダイエー時代に記録した02年以来となる。ソフトバンクになってから初の開幕6連勝なるか。

 《高村投手コーチが奮起促す》ソフトバンクの高村投手コーチが29日、モイネロ不在の中で勝利の方程式を担う2人に奮起を促した。杉山は27日のロッテ戦で8回1死から登板も全20球、18球がボール。1/3回を投げ3四球で降板。岩崎は28日に4―3の9回2死一塁で、一時逆転となる2ランを浴びた。同コーチは「岩崎は一番きつい重圧のポジション。失敗もあるが次が大切。杉山もあの形になったが、場数を踏んで次で力が出せるか。積み重ねが自信になる」と期待した。

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2021年3月30日のニュース