日本ハム“本拠地開幕投手”河野 雪辱投で栗山監督に球団通算最多勝利贈る!

[ 2021年3月30日 05:30 ]

30日の西武戦に先発する河野
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 日本ハムは30日、就任10年目を迎えた栗山英樹監督(59)の10度目の本拠地開幕戦で西武を迎え撃つ。2年目左腕・河野竜生投手(22)が“開幕投手”として先発。「親分」こと大沢啓二監督の球団通算最多631勝まであと1勝に迫る栗山監督に節目の勝利をプレゼントすることを誓った。

 今度こそメモリアル勝利をプレゼントする。本拠開幕戦に加え、栗山監督の球団通算最多勝利の懸かった一戦だ。河野は表情を引き締め「本当に貴重な経験。なかなかそういう経験もないと思うので、自分のボールを信じて楽しく投げていけたら」と力強く話した。

 昨季は46年セネタース時代から球団創設通算1万試合目となった10月4日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発。しかし、1回持たずにプロ最短となる2/3回を3安打4失点、4四球の乱調だった。現在でもその登板の悔しさは持ち続けており「ぜひ(勝利に)導けるように頑張りたい」と意気込んだ。

 入団1年目の昨季は即戦力として期待されながら、12試合に先発して3勝5敗と負けが先行。指揮官の期待に応えられなかったとの思いが強い。「自分の表情とかそういうのを凄く見てくれている方。声も凄く掛けてくれる。期待してくれていると思うので、その期待に応えたい」。自身の登板試合で指揮官に節目の勝利のウイニングボールを渡すつもりだ。

 昨季、西武戦は2試合に登板。8月6日は5回2失点で勝利投手となったが、同27日は4回1/3を5失点(自責3)。自身に勝敗は付かずも、チームは7―8でサヨナラ負けを喫した。西武打線については「打線が一番良いチームという印象」と分析。「素晴らしい打者相手にどんどん向かっていけたら」と持ち味の負けん気の強さを前面に押し出す考えだ。再び巡ってきた節目の一戦。自身の役割を全うし、勝利を手繰り寄せる。(東尾 洋樹)

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2021年3月30日のニュース