巨人・亀井 代打で通算100号決めたらチーム初

[ 2021年3月30日 05:30 ]

26日、代打サヨナラ本塁打を放つ亀井(撮影・木村 揚輔)
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 今週のプロ野球をデータで展望する「Weekly Data展望」を今季も毎週火曜日に掲載。第1回は巨人の亀井善行外野手(38)が狙う記録に注目する。(記録課・志賀 喜幸)

 ベテランがひと振りで試合を決めた。シーズン初戦の26日DeNA戦に代打出場すると、自身7本目のサヨナラ弾。開幕戦では史上初となる代打サヨナラ本塁打の快挙で、衰えぬ勝負強さを見せた。その劇弾はプロ99号。節目の通算100本塁打に王手もかかった。

 亀井はチーム最年長の38歳8カ月。今週100号を決めると、52年岩本義行(大洋)の40歳3カ月を筆頭に歴代5位の年長到達。巨人の生え抜き選手では76年末次利光の34歳1カ月を45年ぶりに更新する最年長記録になる。また、今季の出場は2戦とも代打。巨人在籍時に1~100号を打った選手は22人いるが、100本目が代打の選手はなし。代打で100号到達ならチーム初となる。

 なお、過去22人の100号達成球場を見ると61年長嶋茂雄(後楽園)、97年松井秀喜(東京D)ら半数の11人が本拠地だ。今週の巨人は敵地の中日3連戦の後、4月2日からは東京Dのヤクルト3連戦。亀井の対戦別通算本塁打数を見ると、中日戦はセ対戦5球団で最少の9本なのに対しヤクルト戦は最多の25本と得意にしており、チーム12人目の本拠地メモリアルアーチもありそうだ。

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