85%がワクチン接種を完了すれば感染防止対策は不要 大リーグが選手に対して通達

[ 2021年3月30日 15:08 ]

フェースマスクをしたタイガースのチップ・ヘイル三塁コーチ(AP)
Photo By AP

 大リーグと選手会は29日、各選手に対して新型コロナウイルスの感染防止対策に関して新たな“指針”を3ページ分の文書で通達。AP通信が報じているもので、選手とスタッフの「85%」がワクチン接種の規定回数を終えた場合(1回もしくは2回)、その2週間後から今まで実施していた感染防止対策が不要になると伝えた。

 不要になるのはダグアウトとブルペン、ロッカールーム、さらに飲食店でのマスク着用のほか、濃厚接触確認のための電子機器の装着やソーシャル・ディスタンシング。ワクチン接種を終えた選手とスタッフが濃厚接触者となった場合、本人に症状が出ていなければ自主検疫の必要もないという判断を示した。

 大リーグではワクチン接種を終えた選手、スタッフはまだ少数派。しかしセントルイス(ミズーリ州)を本拠にしているカージナルスとヒューストン(テキサス州)に本拠があるアストロズは開幕前までにワクチン接種に踏みきる予定。またサンフランシスコ(カリフォルニア州)が地元のジャイアンツではすでに複数の選人がワクチンを接種していると報じられている。

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2021年3月30日のニュース