天理・達 “畔柳超え”の誓い 内山主将が証言した並々ならぬライバル心

[ 2021年3月28日 10:09 ]

天理・達
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 素質あふれる1メートル93の大型右腕が「剛腕超え」を誓った。天理・達孝太投手(3年)が、27日の2回戦で今大会最速の149キロをマークした中京大中京・畔柳亨丞投手(3年)の球速を上回る意欲を示した。

 達の畔柳に対する並々ならぬライバル心を証言したのは、28日の雨天順延後にオンライン取材に対応した内山陽斗主将(3年)だ。

 「達自身がすごく畔柳君のことを意識していて、昨日149キロを出していたのを見ていて、すごく気にしていた。自分、超えられたな…。150投げたるぞ、みたいなことは言っていた」

 達は2回戦の健大高崎(群馬)戦で自己最速148キロを計測。ライバルは2日後に、それを上回ってきた。仲もいいだけに負けたくない思いも強い。闘争心あふれる姿に主将も「頼もしい。すごいなと思います」と笑顔だった。

 1失点完投した20日の宮崎商(宮崎)戦では161球、2安打完封勝利を収めた25日の健大高崎戦では134球を投じた。消耗度も心配されるだけに中村良二監督(52)は「先発させる予定ではいた。1日順延になって、こちらとしては恵みの雨なのかなという思いです」と穏やかに話した。27日に17歳となった右腕が自身の「大台」と、チームにとって優勝した97年以来の4強をかけ、マウンドに上がる。

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2021年3月28日のニュース